アルモの金型鋳造はアルミニウム合金鋳物の鋳造工程におけるあらゆるシーンで独自のアイディアとオリジナリティを盛り込んだ独創的思想の鋳造プロセスです。
たとえば、溶解炉・鋳造機といった生産設備は自社開発・自社製作です。市販品では対応できない機能や低コスト、何より「よい鋳物を作りたい」という現場の声を取り入れ、作業者の使い易さ第一に設計されています。
また、鋳物を生産する上で必ず必要な「型」においても自社内の設計・製作をしています。鋳物の品質を左右する型、「鋳物屋が使う型を鋳物屋が自分で作れる」ここが違うのです。
鋳物方案設計から金型設計、トライ（試作）鋳造、金型の不具合修正などがすべて社内の作業でできることによって無駄な時間と経費を極限まで抑えられるのです。
複雑形状・中空形状を可能にするシェルモールド中子（シェルモールドとは？）、この技術においても金型設計からシェル成形まで、30年以上の実績経験を生かし、内製化しています。
→シェルモールドの特徴（利点・欠点）
「これが鋳物なの？」と思えるほど均一な面祖度を実現しています。鏡面やヘアーラインだけでなく、梨地状など、あらゆる平面・曲面においてその美しさを表現します。
IT化により製品データ、作業データ、さらに受発注管理を一元化したデータベースを構築、これによっていつでもどこでもだれもが同じ作業条件や履歴を観覧することができます。また、日々の作業実績データの集積も簡略化されたPC入力システムに加え、徹底した社員教育によってあらゆるデータをリアルタイムに処理しています。
アルミ鋳物は合金です。すなわち、アルミニウム以外もいろいろな金属が含まれていて（合金の化学成分表）、これらはJIS規格により定められています。
性質の違う金属が数十種類も含まれていると、その使用条件によって規定値より外れたり、また不純物を形成したりととても神経質に管理されなければなりません。
アルモと材料生成メーカー（花村産業（株）様）は常に作業条件や環境条件などの情報交換を行い、（アルモの鋳造条件に合った）アルミインゴットを生産し鋳造しています。
→花村産業（株）様ホームページ
